解決事例
2026/04/22

遺産分割協議の事例(60代男性)

ご相談前の状況

母が亡くなり​、弟と遺産分割協議をしました。
母は弟と同居していました。
母は、複数の銀行の預金、証券会社で株式、自宅と収益不動産をもっており、財産の詳細がわかりませんでした。
弟と話したところ、弟が管理していると思われる母の預金口座等の残高などを、なかなか教えてもらえず、時間ばかりが経過していきました。
このままだと相続税の申告にも間に合わないかもしれないと思って焦りを感じています。
他の弁護士に相談したところ、遺産の額が大きくなりそうだとして、遺産分割協議の着手金が1000万円だと見積もりがありました。
この点も適正な価格であるかがわかりません。

遺産分割協議と結果

中野弁護士に相談し、現在把握している遺産の額からすれば、見積もりを受けた着手金の額は合理的な範囲であるが、現実的に支払えるものではないので、私の経済的な事情を考慮した形で、見積もりをしていただきました。

他所を何件か回りましたが、率直な話をしてくれた中野弁護士に依頼しました。
中野弁護士から、弟に対し、母が死亡した日に持っていた財産の開示を請求してもらいました。
弟は、電話で、準備をしていたが、仕事が忙しくて後回しにしていて、時間がかかったと述べていたとのことです。その後、弟にも代理人の弁護士が就任し、中野弁護士と何度もやり取りをしてもらって、財産開示の手続が進みました。
遺産分割合意書については、弟が不動産の大部分を取得して、私が預金の大部分を取得し、公平な評価で分けることができました。
相続税の申告と納税も無事にでき、安心することができました。

弁護士からのコメント

遺産額が大きいと弁護士費用がどの程度になるかが不安になります。
その際は、いくつか法律事務所に相談し、見積書を出してもらうとよいと思います。
明確な料金体系で納得感があるかがポイントだと思います。
個性的な弁護士もいますので、話しやすい弁護士であるかどうかなど、相性の問題もあります。

遺産分割では、兄弟で話をしていても、遺産を把握している当事者の動きが遅い又は折り合いがつかないことがあり、なかなか遺産の全体像がわからないということがあります。
相続税の申告と納税には期限がありますので、放置していると期限の直前ということもあります。
本件は、早い段階で相談にお越しにいただきスムーズなスタートを切ることができました。
そして、依頼者が預金を取得するとの遺産分割協議が成立し、相続税の申告と納税を期限に間に合う形で解決することができました。
このように相手方に弁護士が就任して、家庭裁判所の遺産分割調停を申し立てることもなく、スムーズに解決する事例もございます。

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